試薬って色んな瓶に入れられていますよね。特に液体の試薬は“バイアル”瓶入っていることがよくあります。でもバイアル瓶ってなんでしょうか。アンプル瓶やスクリュー瓶などの他の瓶とどう違うのでしょうか。
本記事では、バイアル瓶に焦点を当てて、そんな瓶に関する疑問に答えていきます!
結論
バイアル瓶とは、上の写真のように注射剤などの医薬品を封入する広口の無菌容器のことを指します。ガラスもしくはプラスチックでできた瓶にゴム栓を差し込み、アルミシールを施すことで密栓することが可能です。
バイアル瓶の特徴と用途
バイアル瓶の特徴は以下の通りです。
- ゴム栓により密栓され、容器内を無菌状態に保つ
- 容器内の薬剤を複数回に分けて使用できる
上記の特徴を持つため、バイアル瓶は注射剤を入れる容器として広く使用されています。
アンプル瓶、スクリュー瓶との違い
アンプル瓶
バイアル瓶と同じく医薬品を封入するための容器の1つに”アンプル瓶“があります。2つの瓶を混同されることがありますが、上の写真に示すように容器の構造が大きく異なります。仕様も大きく異なりますので、是非覚えておきましょう。
アンプル瓶の開封にはコツがあります。アンプルカットについては別記事をご覧ください
スクリュー瓶
スクリュー瓶とは、ネジ式の小型瓶でサンプルや試薬を保存するために使用します。
バイアル瓶やスクリュー瓶と大きく違う点は、無菌性を担保できないため、決して注射剤などの薬剤を保管することができないということです。
まとめ
バイアル瓶とアンプル瓶は注射剤などの薬剤を保管する目的で使用されます。バイアル瓶は複数回に分けて使用できますが、アンプル瓶は一度きりしか使用できません。
一方でスクリュー瓶は無菌性を担保できないため、注射剤などの薬剤を保管することはできず、試薬やサンプルを保管するために使われます。
一口に瓶といっても色んな種類がありますので、用途に応じてよく調べてから使いましょう!
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