新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中でマスクを手放せない日々が続いています。
しかし、いつか新型コロナウイルスが終息した時に、人々はマスクーフリーで生活するようになるのでしょうか?
特にコロナ以前からマスクの装着率が高かった日本人は、マスクを外すことができるのでしょうか。
データを基に、コロナ後のマスク着用について考察していきます。
結論
日本トレンドリサーチのアンケート調査により、コロナが収束しても60 %以上の人が外出時にマスクを着用すると答えています。
よって、コロナ後も街中では多数の人がマスクをつけている可能性が高いです。
マスクの着用は、今後の生活様式として定着しつつあると思われます。
世界各国のマスク着用率の変化
コロナによって各国のマスク着用率がどう変化してきたかみていきましょう。
下のグラフは2020年3月と2021年2月のマスク着用率の比較です (日本リサーチセンターより抜粋)。
コロナの感染が拡大し始めた2020年3月では、日本を含むアジア各国のマスク着用率が高いのに対して、欧米諸国ではマスクの着用はまったく浸透していなかったのが分かります。
台湾はコロナ対策で成果を上げている国として有名で、マスクの着用が義務化されています。
違反した場合は罰金が科せられるため、マスクの着用率は極めて高いです。
フィリピンでもマスクの着用が義務付けられており、驚くことにフェイスシールドの着用までも義務付けられています。
コロナ後のマスク着用について
コロナ渦においてほとんど全ての人がマスクをつけて出歩いています。
マスクの着用は食事の時などなにかと不便ですが、コロナ収束後、日本人はマスクを外して外出するのでしょうか?
そんな疑問に答えるため、日本トレンドリサーチが「外出時に感染症対策を目的にマスクを着用しようと思うか」というアンケートを実施しました。(【感染予防】新型コロナ収束後も63.4%が「マスクの着用をする」 (trend-research.jp))
その結果、なんと63 %が「着用する」と答えています。
このアンケートは防寒や化粧隠しなどの目的を含んでいないため、コロナ後もマスクを着用しようと考えている実際の人数は63 %よりも多いと言えます。
コロナ後もマスクを着用する理由
コロナ後もマスクを着用する理由としては、以下が考えられます。
- 防寒
- ファッション
- メイクアップや髭剃りを怠り顔を隠したい
- 周りが着けているから
- 公共の施設で義務化されている
これらの要因から、コロナが収まってもマスクを着ける人が多く存在するため、マスクの需要は依然高いままであると予想できます。
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