【重要】実験用手袋 用途別オススメ10選

保護具
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 安全確保のために実験に欠かせない手袋。
日々使用するモノだからこそ、実験者をしっかり守ってくれる手袋を選びたいですよね。
そこで今回は、用途別にオススメの手袋をご紹介します。

結論

用途別におススメする手袋の種類は以下の通りです。

有機溶媒・・・ ポリエチレン、ラッテクス、ニトリル

酸・塩基・・・ 塩化ビニル、ポリエチレン

高温・低温物・・・ ポリウレタン

微生物・・・ ラッテクス、ニトリル

手袋を選ぶ基準

手袋に何を求めるか?

 手袋を選ぶうえで気を付けたいのは以下の4項目です。どれも超重要です。

  • バリア性・・・危険物から実験者を保護する性能
  • 汎用性・・・様々な用途で使用できるか
  • 手袋の材質による肌荒れ
  • 使いやすさ・・・着脱しやすいか、手袋をつけて細かい作業ができるか

手袋の種類

 手袋は材質に応じてさまざまな種類があります。主な種類は以下の通りです。

  • ラテックス (NR)
  • ニトリル (NBR)
  • ポリエチレン (PE)
  • 塩化ビニル (PVC)
  • ポリウレタン (PUR)

()内は略称

 以下に、用途に応じたオススメの手袋を一覧にまとめました。

用途別オススメの手袋一覧

有機溶媒系

ポリエチレン、ラッテクス、ニトリルがおススメ!

ポリエチレンアルコールやアセトンなどのケトン系の溶媒に広く耐性あり。酸・塩基にも強いのが特徴です。
ただし、手にフィットせず破損しやすいため、使いやすさは×です。

使いやすさも考慮するならラテックス、ニトリルが代替品に挙げられます。
アルコールには耐性があるものの、ケトン系の有機溶媒や濃い酸・塩基に耐性がないのがデメリットです。
ラッテクスは人によってはアレルギー反応を示すので注意しましょう・

種類/基準 バリア性 汎用性 肌荒れ 使いやすさ
ポリエチレン ×
ラテックス
ニトリル

酸・塩基系

塩化ビニル、ポリエチレンがおススメ!

塩化ビニル酸・塩基にも強いのが特徴です。
ただし、有機溶媒には弱いです。

ポリエチレン有機溶媒、酸・塩基に広く強いのがメリットですが、手にフィットせず細かい作業ができないのがデメリットです

種類/基準 バリア性 汎用性 肌荒れ 使いやすさ
塩化ビニル
ポリエチレン ×

高温・低温物

ポリウレタンがおススメ!

ポリウレタン
断熱性に優れ、高温・低温物の取り扱いに適しています。
また、機械的強度にも優れるため、機械を扱う現場作業にも使用できます。

種類/基準 バリア性 汎用性 肌荒れ 使いやすさ
ポリウレタン

微生物

ラッテクス、ニトリルがおススメ!

汚染リスクの少ない手袋が求められる微生物の取り扱いでは、バリア性が高いラッテクス、ニトリルが適しています。
これらの手袋は手にフィットし細かい作業をしやすいのも特徴です。

種類/基準 バリア性 汎用性 肌荒れ 使いやすさ
ラテックス
ニトリル

まとめ

今回は用途別におススメの手袋の種類を紹介しました。
手袋は実験者の身を守る大切な保護具です。
手袋の種類に応じた特性を見極め、安心・安全な実験Lifeを送りましょう

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